神戸市東灘区に、あまり大声で紹介したくないくらいの美味しい蕎麦屋があります。今回はそんな穴場店「手仕事屋」に足を運び、看板メニューの天せいろを実食してきました。
知る人だけがこっそり通う、という言葉がぴったりのお店。手打ちの二八そばと、尻尾までカリッと食べられる大海老天ぷらの魅力を、実際に訪れた様子とともにレポートします。
チェーン店の蕎麦とは一線を画す、手間ひまかけた一杯を求めている方にこそ読んでほしい内容です。神戸で本当に美味しい蕎麦を探している方の参考になれば嬉しいです。
- 阪神・住吉駅から徒歩数分、民家を改装した隠れ家蕎麦店
- 立派な看板が目印、暖簾をくぐると靴を脱いで店内へ
- 座敷とテーブル席、どちらに案内されるかはお楽しみ
- 手打ち蕎麦がこれほど美味しい理由は、少量仕込みへのこだわり
- 実食レポート|大海老天ぷらがのった「天せいろ」
- 二八そばの喉ごしと、鰹香るつゆの相性
- 「二八そば」と「十割そば」、何が違うのか
- 海老天は尻尾までカリッと、1尾でも満足感あり
- 口コミでも評判、医師夫婦もリピートするほどの美味しさ
- 住吉エリア散策とあわせて立ち寄りたいお店
- 手仕事屋の店舗情報
- 手仕事屋にまつわるよくある疑問
- 神戸で蕎麦を食べ比べるなら
- 混雑を避けて訪れるなら、開店直後か少し遅めの時間を
- まとめ|住吉の隠れ家で味わう本格手打ち蕎麦
阪神・住吉駅から徒歩数分、民家を改装した隠れ家蕎麦店
手仕事屋があるのは、阪神電車「住吉駅」から徒歩数分の場所。線路沿いの人通りが少ない道にあり、外観はごく普通の一軒家なので、意識していないとうっかり通り過ぎてしまいそうな佇まいです。この”知る人だけが知る”感じこそが、手仕事屋の隠れ家らしさを物語っています。

立派な看板が目印、暖簾をくぐると靴を脱いで店内へ
お店の横には立派な木製の看板が立っていて、初めて訪れる人でもここが目的のお店だと分かるようになっています。この看板を見た瞬間から、すでに美味しい蕎麦への期待が高まります。

お店といっても、ごく普通の一軒家を改装して営業しているため、玄関で靴を脱いで店内に上がるスタイルです。この家庭的な雰囲気も、手仕事屋ならではの魅力のひとつだと感じました。

座敷とテーブル席、どちらに案内されるかはお楽しみ
店内には座敷とテーブル席の2種類の席が用意されています。訪れたタイミングによってどちらに案内されるかは分からない仕組みのようですが、待てば希望の席にも案内してもらえるはずです。一軒家をそのまま活かしたレイアウトなので、部屋によって座敷とテーブルが分かれているのも納得です。

手打ち蕎麦がこれほど美味しい理由は、少量仕込みへのこだわり
手仕事屋という店名の通り、蕎麦は毎日手打ちで仕込まれています。大量生産の製麺とは違い、その日打てる量には自然と限りがあるため、売り切れ次第終了ということも珍しくありません。効率よりも美味しさを優先する姿勢が、店名にしっかりと表れています。
だからこそ、訪れるタイミングによっては多少待つこともありますが、それも手打ち蕎麦ならではの時間の使い方。効率重視のチェーン店では味わえない、じっくり待つ楽しみもセットで味わえるお店だと感じました。
自宅の台所を改良した厨房という規模感だからこそ、目の届く範囲で丁寧に仕込みができるとも言えます。大量生産では出せない一杯一杯への手間が、そのまま満足度につながっているのでしょう。
実食レポート|大海老天ぷらがのった「天せいろ」
今回オーダーしたのは、海老1尾と野菜天ぷらがセットになった「天せいろ」。注文してから届くまで、20分ほど待ちました。ファミリーレストランで20分待たされるとつい焦れてしまうかもしれませんが、なにせ自宅の台所を改良して厨房にしているお店なので、処理能力に限りがあるのも当然。手打ちならではの時間だと思えば、待つ時間もまた楽しみのひとつです。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、蕎麦も天ぷらも見た目以上にボリュームがあります。蕎麦にはダイエット効果もあるとされているので、女性の方でも罪悪感をあまり感じずに楽しめるメニューではないでしょうか。
二八そばの喉ごしと、鰹香るつゆの相性
手仕事屋の蕎麦は「二八そば」。蕎麦粉が8割、小麦粉が2割の配合で、コシがありながら口当たりが滑らかで、蕎麦の風味もしっかり感じられるのが特徴とされています。実際に食べてみると、まさにその通り。ほんのりと蕎麦粉の香りが立ちながら、しっかりとしたコシがあり、食べごたえのある一杯でした。

つけ汁は鰹の香りがしっかり立つ、蕎麦の風味を邪魔しない仕立て。蕎麦をくぐらせるたびに、香ばしい出汁の香りが鼻先に広がります。冷たい蕎麦が美味しく感じられる季節は、こういった丁寧な出汁の仕事が味の決め手になると実感しました。
「二八そば」と「十割そば」、何が違うのか
蕎麦屋のメニューでよく見かける「二八そば」と「十割そば」。どちらも蕎麦粉の配合比率を表す言葉で、二八は蕎麦粉8割・小麦粉2割、十割は蕎麦粉100%という違いがあります。小麦粉を加えることでコシと滑らかな喉ごしが生まれるのが二八そばの特徴で、初心者にも食べやすいバランスの良さが魅力です。
一方の十割そばは、蕎麦粉本来の香りをよりダイレクトに楽しめる分、打つ技術が難しいとされています。どちらが優れているというより、その日の気分で選び分けるのが蕎麦の楽しみ方。十割そばの奥深さも味わってみたい方は、山形の名店を紹介した記事もあわせてチェックしてみてください。
海老天は尻尾までカリッと、1尾でも満足感あり
天せいろの主役ともいえる海老天は、見るからに大きく存在感たっぷり。1尾でも十分に満足できるボリュームですが、海老が大好きな方は2尾のセットを選ぶのもおすすめです。

衣はサクッと軽く、海老の甘みをしっかり引き立てる仕上がり。尻尾の部分までパリッと香ばしく揚げられていて、残さず美味しくいただけました。野菜天ぷらも添えられているので、天ぷらだけでも十分に食べ応えがあります。
口コミでも評判、医師夫婦もリピートするほどの美味しさ
以前、知り合いの医師にこのお蕎麦屋さんを教えたところ、後日ご夫婦で訪れたそうです。感想を聞いてみると「美味しかった!」と好評でした。日頃から美味しいものを食べ慣れているであろう方にも評価されるあたり、手仕事屋の蕎麦の実力は本物だと改めて感じさせられるエピソードです。
こうした口コミは、派手な広告を打たない個人経営の名店にとって何よりの信用になります。SNSやグルメサイトのレビュー数こそ多くはないものの、実際に足を運んだ人からじわじわと評判が広がっていくタイプのお店だと言えるでしょう。
住吉エリア散策とあわせて立ち寄りたいお店
住吉駅周辺は落ち着いた住宅街が広がるエリアで、手仕事屋のような隠れ家的な名店がひっそりと点在しています。駅からのアクセスも良いので、六甲アイランドや神戸市街地への移動途中に立ち寄るコースにも組み込みやすい立地です。
蕎麦は昼どきだけの営業となる曜日もあるため、他の予定と組み合わせて訪れる場合は、ランチタイムに合わせてスケジュールを組んでおくと安心です。
手仕事屋の店舗情報
Tabelogなど複数の情報源で確認した店舗情報は以下の通りです。個人経営の小規模なお店のため、営業時間や定休日は変更される可能性があります。来店前に最新情報のご確認をおすすめします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 手仕事屋 |
| 住所 | 兵庫県神戸市東灘区住吉南町5-10-29 |
| 電話 | 078-821-5135 |
| 営業時間 | 月・木・金 11:15〜14:30/土・日 11:15〜14:30、18:00〜21:00 |
| 定休日 | 火・水(詳細は要確認) |
| 駐車場 | あり(台数はごく少数の見込み) |
| アクセス | 阪神電車「住吉駅」から徒歩数分 |
手仕事屋にまつわるよくある疑問
訪れる前に気になりやすいポイントをまとめました。
- Q. 予約はできる?……個人経営の小規模店のため、事前に電話で確認しておくと確実です。特に土日は混み合う可能性があります。
- Q. 待ち時間はどのくらい?……手打ちのため、注文から20分ほど待つこともあります。時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
- Q. 天せいろ以外のメニューはある?……天ぷらの尾数を選べるほか、季節や店舗の状況によってメニュー構成が変わることがあります。詳細はお店に直接確認してみてください。
- Q. 子連れでも入りやすい?……座敷席もあるため、小さなお子さん連れでも比較的利用しやすい造りです。ただし個人経営の小規模店のため、繁忙時間帯は配慮が必要な場合があります。
神戸で蕎麦を食べ比べるなら
手打ち蕎麦の魅力をもっと知りたい方には、山形の十割蕎麦と鴨料理が自慢の名店もおすすめです。

暑い季節に冷たい蕎麦や麺類を食べ比べたい方は、夏バテ対策になる冷たい麺の選び方をまとめた記事もチェックしてみてください。

また、芦屋エリアで刺身や天ぷらが美味しい和食ランチの穴場店を探している方には、こちらの記事もおすすめです。

混雑を避けて訪れるなら、開店直後か少し遅めの時間を
手打ちゆえに1日に提供できる数が限られているお店だからこそ、訪れる時間帯にも少しコツがあります。ランチタイムのピークである正午前後を避け、開店直後の11時15分ごろ、もしくは14時前の少し遅めの時間を狙うと、待ち時間を抑えつつ確実に味わえる可能性が高くなります。
特に土日は夜の営業もあるため、ランチで売り切れてしまっても、時間を変えて出直すという選択肢があるのもありがたいポイントです。
まとめ|住吉の隠れ家で味わう本格手打ち蕎麦
民家を改装した隠れ家的な雰囲気、コシのある二八そば、尻尾までカリッとした大海老天ぷら。手仕事屋は、知る人だけがこっそり通いたくなる理由が詰まったお店でした。住吉駅からのアクセスも良いので、神戸で本格的な手打ち蕎麦を探している方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
神戸のグルメ情報をもっと探したい方は、RettyやTabelogといった定番のグルメサイトの使い分け方をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。













コメント