デカ盛り!旭川「食堂くもりのち」サクサクざんぎ定食が破格ボリューム|人情食堂の正体

北海道旭川名物 くもりのちザンギ定食 デカ盛りご飯と絶品ザンギ 和食・蕎麦・うどん

北海道・旭川市神楽の住宅街に、開店前から常連客が並ぶ食堂がある。「食堂くもりのち」だ。看板メニューは、じっくり揚げた特大サイズの「ざんぎ」と、皿からこぼれ落ちそうなほど盛られたご飯。ワンコインでは到底収まらないボリュームでありながら、多くの人がリピーターになっているのには理由がある。

「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」で紹介されている旭川の食堂として名前が挙がるのが、今回取り上げる「食堂くもりのち」だ。屋台から始まったという店の成り立ちや、名物ざんぎ定食の中身、さらに海鮮定食まで、じっくりリサーチしてまとめていく。

旭川・神楽に店を構える「食堂くもりのち」ってどんな店?

食堂くもりのちがあるのは、北海道旭川市神楽5条8丁目1-3。JR旭川駅から車で10分ほどの住宅街の一角で、緑の外壁に大きく掲げられた「食堂くもりのち」の看板が目印になっている。営業時間は火曜〜金曜が10:30〜17:30(ラストオーダー17:00)、土曜が11:00〜17:30(ラストオーダー17:00)で、月曜・日曜・祝日は定休日だ。炊いたご飯がなくなり次第、営業時間内でも早めに閉店することがあるという。

北海道旭川市「食堂くもりのち」の店頭外観 開店祝いの花が並ぶ晴れた日の様子
出典:MouLa HOKKAIDO

店内はカウンター席とテーブル席を備えたこぢんまりとした造りで、開店前から常連客が並ぶことも珍しくない。厨房とカウンターの距離が近く、注文が入るたびに油の弾ける音や湯気が客席まで届く、活気のある雰囲気が魅力の一つになっている。

食堂くもりのちの店内 カウンター越しに厨房が見える活気ある様子
出典:MouLa HOKKAIDO

屋台から始まった、女性店主の挑戦

食堂くもりのちを切り盛りするのは、2人の子どもを育てる29歳の店主だ。もともとは「旭川はれて屋台村」に出店していた「地産惣菜くもりのち」という屋台が始まりだった。2024年7月から屋台での営業を続け、地元の食材を使った惣菜や定食が評判を呼んだことをきっかけに、満を持して神楽の地に実店舗を構えることになった。

屋台という限られたスペースで培った、少ない人数でも効率よく大量の料理を提供する技術は、そのまま実店舗の看板メニューである「ざんぎ」の大量調理にも生かされている。子育てをしながら厨房に立ち続ける店主の姿は、常連客からも親しみを込めて語られているという。

名物「サクサクざんぎ定食」は破格の大容量

食堂くもりのちの看板メニューは、なんといっても「サクサクざんぎ定食」(980円)だ。北海道の郷土料理として知られる鶏の唐揚げ「ざんぎ」を、外はサクサク、中はジューシーに仕上げた一皿で、ご飯・味噌汁・小鉢が付く。一つひとつが手のひらを覆うほどの大きさで、写真を撮ってから食べ始める客も多いという。

食堂くもりのちの特大ざんぎを箸で持ち上げた瞬間
出典:食べログ

さらに驚かされるのが「倍ざんぎ定食」(1,960円)の存在だ。ざんぎが4個に増量されるだけでなく、ご飯の量も1kgに設定されており、しっかり食べたい人にはたまらない一杯になっている。ざんぎを卵でとじた「ざんぎ卵とじ丼」(890円)もラインナップされており、ざんぎ好きにはメニュー選びに迷う品ぞろえだ。

食堂くもりのちのざんぎ卵とじ丼 紅生姜と青ねぎがのった一杯
出典:食べログ

ご飯どっさりの「ざんぎカレー」と、選べるおかわりシステム

ざんぎをカレーにたっぷりのせた「ざんぎカレー」(1,280円)も見逃せない一品だ。鍋のような大皿になみなみと注がれたルーの上に、特大サイズのざんぎが丸ごと一枚どーんと乗る見た目のインパクトは、写真で見ても伝わってくるほど。ご飯の量はおよそ1.2kgとされ、カレーのルーとざんぎのボリュームが合わさることで、一皿だけで満腹感を味わえる仕上がりになっている。カレーの辛さとざんぎの旨味の相性の良さが、リピーターを生む理由の一つのようだ。

食堂くもりのちのざんぎカレー 鍋からあふれる特大ざんぎと紅生姜
出典:食べログ

さらに食堂くもりのちでは、ご飯とみそ汁の量を自分で選べるシステムを採用している。普通盛りは無料、大盛りは100円、おかわり小は150円、おかわり大は250円で追加できる。「たくさん食べて、お腹いっぱいになってね」という店の姿勢が伝わってくる仕組みだ。

海の幸を味わう「海鮮定食」と魚の日メニュー

ざんぎだけが名物ではない。「海鮮定食」(1,680円)は、握り寿司数貫に焼き魚、炊き込みご飯、味噌汁が付く豪華な一皿で、内陸の街である旭川にいながら新鮮な魚介をしっかり楽しめると評判だ。彩りよく盛られた寿司ネタは、ボリューム重視の食堂という印象を良い意味で裏切ってくれる。

食堂くもりのちの海鮮定食 握り寿司と焼き魚、炊き込みご飯が並ぶ
出典:MouLa HOKKAIDO

さらに、鯖を甘辛く煮付けた「さばの味噌煮定食」(980円)や、「アジ定食」(1,480円)といった魚料理も用意されている。特定の曜日を”魚の日”として位置づけ、こうした定食を集中的に提供することもあるようで、肉料理のイメージが強い食堂くもりのちの、また違った一面を味わえるラインナップになっている。

食堂くもりのちのさばの味噌煮定食と山盛りご飯
出典:MouLa HOKKAIDO

平日限定250円の「納豆たまご定食」など、隠れた名物

がっつり系のメニューが目立つ食堂くもりのちだが、実は平日10:30〜11:00限定で「納豆たまご定食」(250円)という朝食メニューも用意されている。ご飯・日替わりおかず・味噌汁・納豆・生卵が付き、小盛りにすればさらに50円引きになるという、朝から立ち寄りたくなる価格設定だ。

このほかにも、ウインナーと目玉焼きをのせた「ウインナーエッグ丼」(500円)や、曜日ごとにテーマが変わる「日替わり定食」(980円〜)など、毎日通っても飽きないメニュー構成になっている。チキン南蛮定食(1,180円)のような定番メニューもそろい、家族連れから一人客まで幅広く受け入れる懐の深さがうかがえる。

サッポロクラシックと、米へのこだわり

食事のお供として人気なのが、生ビール「サッポロクラシック」(550円)だ。北海道限定で販売されているビールを、揚げたてのざんぎと一緒に楽しめるとあって、仕事帰りに立ち寄る客も少なくない。

食堂くもりのちのサッポロクラシック生ビールとオリジナル箸袋
出典:MouLa HOKKAIDO

米へのこだわりも見逃せないポイントだ。食堂くもりのちで使われているのは、北海道米のブランド米「きたくりん」。粘りと甘みのバランスが良いとされる品種で、大盛りにしても最後まで飽きずに食べられる理由の一つと言えるだろう。支払いは現金のみとなっているため、訪れる際は事前に準備しておきたい。

「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」で紹介されている食堂としての顔

食堂くもりのちは、庶民派の価格でありながら常識を超えるボリュームを提供する店として、「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」で紹介されている旭川の食堂の一つに数えられている。番組が取り上げる店に共通するのは、値段からは想像できない量と、店主の人柄がにじむサービス精神だ。

倍ざんぎ定食のご飯1kgや、ざんぎカレーのご飯1.2kgといった数字を聞くだけでも、この店がなぜ話題になっているのかがうかがえる。屋台から始まり、子育てをしながら店を切り盛りする店主の姿勢も含めて、番組が伝えたい”人情食堂”のイメージにぴったりと重なる一軒だ。

同じように、テレビの人情食堂特集で話題になった大阪・上本町の「からめん亭」も、値段からは想像できないボリュームと、会計時のちょっとした人情サービスで知られる一軒だ。あわせて読むと、こうした”人情食堂”というジャンルの奥深さがより伝わってくるはずだ。

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メニュー・価格一覧

訪問前にメニューと価格を把握しておくと、当日の注文がスムーズになる。主なラインナップを表にまとめた。

メニュー 価格
サクサクざんぎ定食 980円
倍ざんぎ定食(ざんぎ4個・ご飯1kg) 1,960円
ざんぎカレー(ご飯約1.2kg) 1,280円
ざんぎ卵とじ丼 890円
海鮮定食 1,680円
さばの味噌煮定食 980円
チキン南蛮定食 1,180円
納豆たまご定食(平日10:30〜11:00限定) 250円
ウインナーエッグ丼 500円
サッポロクラシック生ビール 550円

行く前に知っておきたい営業情報とアクセス

食堂くもりのちは営業日・営業時間が限られている店なので、訪問前に押さえておきたいポイントを表にまとめた。

項目 内容
住所 北海道旭川市神楽5条8丁目1-3
アクセス JR旭川駅から車で約10分
営業時間 火〜金 10:30〜17:30(LO17:00)/土 11:00〜17:30(LO17:00)
定休日 月曜日・日曜日・祝日
支払い方法 現金のみ
座席 カウンター席・テーブル席

ご飯が炊き上がった分だけで営業しているため、記載の営業時間内であっても売り切れ次第終了となる。確実に食べたい場合は、開店直後の来店をおすすめする。

海鮮系の丼をがっつり楽しみたいなら、山形・寒河江の回転寿司店「魚河岸寿司」の記事もおすすめだ。990円のおまかせ海鮮丼と、会計後に握りが追加される”追い寿司”サービスなど、こちらも負けず劣らずの人情エピソードが詰まっている。

山形・寒河江「魚河岸寿司」990円海鮮丼と追い寿司の人情回転寿司
山形県寒河江市の回転寿司店「魚河岸寿司」は、宮城県産天然本マグロなどを盛り込んだ990円のおまかせ海鮮丼が名物。会計時に帰ろうとする客を呼び止める"追い寿司"サービスと、べらんめえ口調の店主の人情に迫ります。

初めて行く人が気になるポイントQ&A

最後に、初めて食堂くもりのちを訪れる人からよく聞かれそうな疑問を、ここまでの内容をもとに簡単にまとめておく。

Q. 一人でも入りやすい?
カウンター席が用意されているため、一人での来店でも入りやすい造りになっている。ボリュームに不安がある場合は、普通盛りのざんぎ定食から試すのがおすすめだ。

Q. ご飯の量は減らせる?
おかわりシステムは増量方向の設定が中心だが、量に不安がある場合は注文時に相談してみるとよいだろう。無理をせず、自分の胃袋に合った量を選ぶのが長く楽しむコツだ。

Q. 予約はできる?
小規模な食堂のため、確実に食べたいメニューがある場合は開店直後の来店が安心だ。ご飯がなくなり次第終了となる点も踏まえて、時間に余裕を持って訪れたい。

まとめ|旭川で味わう、人情あふれるボリューム食堂

食堂くもりのちの魅力は、980円のざんぎ定食や1kg超えの倍盛りメニューといった数字のインパクトだけでは語りきれない。屋台から一歩ずつ実店舗へと歩みを進めてきた店主の物語や、きたくりんへのこだわり、そして海鮮定食に見られる意外な一面まで、知れば知るほど奥行きが感じられる一軒だ。

旭川・神楽エリアに足を運ぶ機会があれば、ぜひ一度、食堂くもりのちのざんぎ定食を試してみてほしい。お腹も心も満たされる、そんな時間になるはずだ。

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