家庭で楽しむコストコBBQ|バックリブの韓国風アレンジとおいしい焼き方

韓国風タレを絡めて炭火で焼くコストコのバックリブのアイキャッチ画像 洋食

コストコの精肉コーナーで存在感を放つ、大きな骨付き肉のかたまり「USAポークバックリブ」。週末のBBQに買ってはみたものの、「いつも同じ味付けになってしまう」という方も多いのではないでしょうか。今回は、定番の炭火焼きから一歩進んだ韓国風アレンジと、初心者でも失敗しにくい焼き方のコツをまとめてご紹介します。

ちょうど9月6日には、テレビ東京系「ぺこもぐキッチン」で料理家の栗原心平さんが、コストコ食材を使った豪快なバックリブ料理を紹介する回が放送予定とのこと。放送を待ちきれない方も、放送を見てから作りたい方も、まずは基本のコツを押さえておくと安心です。

バックリブは骨付きゆえに「難しそう」というイメージを持たれがちですが、実際に手間がかかるのは下ごしらえの部分だけです。焼き方の理屈さえ理解してしまえば、あとは他の肉料理と同じ感覚で扱えます。この記事では、初めてバックリブを扱う方でも迷わないよう、下ごしらえからタレ作り、焼き方、オーブンでの代替方法まで順を追って解説します。

コストコの「USAポークバックリブ」とは

コストコで販売されているバックリブは、豚の背中側のあばら骨を使った部位で、真空パックのブロック状態で売られています。目安価格は100gあたり80円台と、ボリュームの割にコストパフォーマンスが良いのも人気の理由です。1パックが1kgを超えることも多いため、大人数のBBQや作り置きにも向いています。

骨付きならではの旨みと食べ応えがありながら、下ごしらえと焼き方さえ押さえれば家庭でも専門店のような仕上がりに近づけられます。コストコの商品をお得に活用する視点では、コストコの再販店に関する記事もあわせて読むと、買い物全体の参考になります。

1本のブロックには複数本のあばら骨がつながった状態になっており、調理前に骨と骨の間で切り分けておくと、漬け込みやすく、焼き上がったあとの取り分けもスムーズになります。大人数で楽しむ日は骨付きのまま豪快に、少人数の日は切り分けてから漬け込むなど、シーンに合わせて使い分けるとよいでしょう。

1パックのボリュームが大きいぶん、一度に使い切れない場合は小分けにして冷凍しておくのも手です。漬け込む前の生の状態、またはタレに漬け込んだ状態のどちらでも冷凍でき、使うタイミングに合わせて選べるのも家庭で扱いやすいポイントです。

下ごしらえで仕上がりが変わる

バックリブを美味しく仕上げる最初のポイントは、骨の裏側にある白い薄皮(シルバースキン)を取り除くことです。この膜を残したまま焼くと、タレが染み込みにくく、食感も硬くなりがちです。骨の端からキッチンペーパーでつまむようにして、一気に剥がすと作業しやすくなります。

下処理が終わったら、フォークで表面に軽く穴を開けておくと、タレの浸透がさらに良くなります。厚みのあるブロック肉なので、最低でも1時間、できれば一晩タレに漬け込むと、中まで味がなじみやすくなります。

もうひとつ効果的なのが、漬け込み前の「下茹で」または「下蒸し」です。塩を加えた湯で10〜15分ほど下茹でしておくと、余分な脂と臭みが抜け、そのあとの焼き時間も短縮できます。時間に余裕がない日の強い味方になってくれる工程なので、覚えておいて損はありません。

韓国風タレの作り方

韓国風の甘辛いタレは、家にある調味料でも十分本格的な味に仕上がります。基本の配合は以下の通りです。

  • コチュジャン……甘辛さのベース。
  • 醤油・酒・ごま油……和の旨みとコクを加える。
  • すりおろしにんにく・しょうが……香りの土台。
  • マーマレード(またははちみつ)……酸味と自然な甘みで味に奥行きを出す隠し味。
  • 白すりごま・粗びき唐辛子……仕上げの香ばしさと辛み。
コチュジャンベースの韓国風タレをバックリブに塗り込む瞬間
マーマレードを加えることで、辛さの中にまろやかな甘みが生まれる

マーマレードは意外に思われるかもしれませんが、酸味・甘み・コクを一度に加えられる万能な隠し味です。りんごジャムやはちみつで代用しても、方向性の近い仕上がりになります。

タレを漬け込む際は、肉全体が液に浸るように保存袋に入れ、空気を抜いてから冷蔵庫で寝かせるのがおすすめです。途中で1〜2回、袋の上から揉むようにして向きを変えると、味のムラを防げます。焼く直前にタレをキッチンペーパーで軽く拭き取っておくと、余分な水分が焦げの原因になりにくくなります。

味の濃さは、コチュジャンと醤油の比率で調整できます。コチュジャンを多めにすればしっかりした辛さと甘さの韓国風、醤油とみりんを多めにすれば和風の照り焼きに近い味わいへと寄せられます。同じベースのタレから、家族の好みに合わせて少しずつ配合を変えてみるのもおすすめです。

焦がさず焼く、おいしい焼き方のコツ

バックリブは厚みがあるため、強火で一気に焼くと表面だけ焦げて中が生焼けになりがちです。まずは中火より少し強めの火加減で両面を5分ずつ焼き、表面に香ばしい焼き色をつけます。

アルミホイルをかぶせて焦がさずじっくり焼くバックリブ
アルミホイルをかぶせることで、蒸し焼きに近い状態になり中まで火が通りやすくなる

焼き色がついたら、肉の上にアルミホイルをふんわりとかぶせ、弱火でじっくり中まで火を通します。こうすることで表面を焦がさずに、骨から肉がほろりと外れるような柔らかさに仕上がります。途中で一度裏返し、様子を見ながら20〜30分ほどが目安です。

炭火の場合は、炭を片側に寄せて「直火ゾーン」と「間接ゾーン」を作っておくのがコツです。最初に直火側で焼き色をつけ、そのあとは間接ゾーンに移動させてじっくり火を通すと、焦げのリスクを大きく減らせます。この二段階の考え方は、炭火・ガスグリル・フライパンのどれで作る場合でも共通して使える基本です。

焼き上がりの目安は、骨の端が肉から少し飛び出して見えてくること。竹串を刺してすっと通れば、中まで火が通っているサインです。心配な場合は、厚みのある部分に竹串を刺して透明な肉汁が出てくるかどうかも確認してみてください。

オーブンでも本格的に作れる

炭火の準備が難しい日は、オーブンでも十分美味しく仕上げられます。玉ねぎのすりおろし、にんにく、しょうが、醤油、マーマレード、みりん、酒、少量の炭酸水を混ぜたタレに一晩漬け込んでおくのがポイントです。炭酸水を加えることで、肉が驚くほど柔らかくなります。

オーブンでこんがり焼き上がった韓国風バックリブ
オーブンなら火加減の調整がしやすく、初めてでも失敗しにくい
  1. アルミホイルで肉を包み、160℃のオーブンで40〜50分じっくり加熱する
  2. ホイルを開き、表面にタレを塗り直す
  3. 220℃に温度を上げ、10分ほど焼いて表面に焼き色をつける

低温でじっくり火を通してから高温で仕上げの焼き色をつける、この二段階の温度調整が、家庭のオーブンでも専門店のような仕上がりに近づける最大のポイントです。

オーブンの機種によって火の通り方に差が出やすいので、初めて作るときは40分経過した時点で一度ホイルを開け、肉の状態を確認する習慣をつけておくと安心です。まだ硬さが気になる場合は、ホイルをかけ直してさらに10分ずつ延長しながら様子を見てください。ホイル蒸し焼きの工程を長めに取るほど、骨からほろりと外れる柔らかさに近づきます。

魚焼きグリルしかない場合も、アルミホイルで包んで弱火でじっくり加熱すれば代用可能です。焦げやすい機種の場合は、途中でホイルの向きを変えたり、火から少し距離を取ったりして調整してみてください。

よくある質問

Q. 漬け込み時間の目安はどのくらいですか?
最低1時間、できれば6〜8時間、一晩漬け込むと味がしっかりなじみます。時間がない場合はフォークで穴を多めに開けておくと、短時間でも味が入りやすくなります。

Q. 炭火とオーブン、どちらがおすすめですか?
香ばしさや雰囲気を重視するなら炭火、火加減の調整のしやすさを重視するなら室内でも作れるオーブンがおすすめです。初めて挑戦する方は、失敗しにくいオーブンから試してみるのもよいでしょう。

Q. 冷凍保存はできますか?
タレに漬け込んだ状態で冷凍しておくと、味が染み込みながら保存できて一石二鳥です。使うときは冷蔵庫でゆっくり解凍してから焼いてください。

Q. 辛さを抑えたい場合はどうすればいいですか?
コチュジャンと粗びき唐辛子の量を減らし、マーマレードやすりごまを増やすと、辛みを抑えつつコクのある味わいに調整できます。お子さんがいる家庭にもおすすめです。

Q. 余ったタレはどう使えますか?
加熱していない生肉に触れたタレは、そのままかけダレとして使うのは避けてください。鍋で一度しっかり煮立ててから使えば、ソースやディップとして活用できます。野菜炒めの味付けにも応用が利くので、多めに仕込んでおくと便利です。

Q. 付け合わせは何が合いますか?
キムチや千切りキャベツ、白いご飯との相性が良く、韓国風の焼肉プレートのような雰囲気に仕上がります。サンチュで包んで食べるスタイルもおすすめです。

まとめ:いつものバックリブに新しい選択肢を

コストコのバックリブは、ボリュームとコストパフォーマンスに優れた食材ですが、味付けと焼き方次第でいつもと違う一皿に生まれ変わります。今回紹介した韓国風タレと二段階の焼き方を押さえておけば、次の週末のBBQがぐっと楽しみになるはずです。

炭火でもオーブンでも作れるので、天候やその日の気分に合わせて、ぜひ試してみてください。一度コツをつかんでしまえば、タレの配合を変えるだけで和風にも中華風にもアレンジできる、応用の効く一品になります。

大きなブロック肉を扱うのは少しハードルが高く感じるかもしれませんが、下ごしらえと火加減さえ理解してしまえば、意外とシンプルな工程の積み重ねです。次にコストコでバックリブを見かけたら、ぜひカゴに入れて、いつもと違う週末のごちそうに挑戦してみてください。

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